さらば「ウインムート」 競走馬の悲しい結末。。。
競馬界に悲しいお知らせが入ってきました。。。
ウインムートは、放牧先の宇治田原優駿ステーブルで、
今週26日(月)に熱中症と見られる症状により馬房で動けなくなりました。
補液による治療を行ったところ、立ち上がり、回復の兆しを見せていました。ところが、昨日28日(水)の夕方に後肢から崩れるように横たわる状態となり、今朝になっても起き上がれないままでした。
症状は次第に悪化し、身を起こすこともままならなくなったため、午後には栗東トレセンの入院馬房に緊急搬送されました。
トレセンの獣医師の診断を仰いだ結果、現時点では原因は特定できていないものの回復の見込みは乏しいことから、
誠に残念ではありますが、安楽死の処置がとられました。
2019年5月29日に行われた「さきたま杯」GⅡを制したウインムート号。
なんとこのたび熱中症とみられる症状で安楽死となりました。
人間でも夏の暑さには年々困らされることが増えてきましたが、馬にとっても過酷な暑さだったとは。
厩舎のスタッフの方も管理をされていたはずだとは思いますが、苦しむことを考えれば致し方ないかと。
私自身、ダート・芝問わず短距離馬が好きなので思い入れがあった一頭です、、、、、
天国でも持ち前の走りをしてくれることを祈っています。
[競走成績]
通算:33戦10勝 (10-2-2-19)
主な勝ち鞍 2019さきたま杯GⅡ 2018兵庫ゴールドトロフィー
[血統]
父:ロージズインメイ
母:コスモヴァレンチ
(母父:マイネルラヴ)
2019/05/29 第23回 さきたま杯(JpnⅡ)【ウインムート】
2018/12/27 園田11R 第18回 兵庫GT(JpnⅢ)【ウインムート】
2018年5月13日 京都11R 栗東ステークス (OP) ウインムート
競走馬の一生
サラブレッドということで見栄えがしますし、かっこいいものですよね
しかし、現実に競走馬にとっては毎日が必至なのかもしれません。
- 毎年生まれる競走馬の数 なんと「8千から1万頭」
競馬というブラッドスポーツ。
よりよい血筋を求めては、たくさんの馬が配合されています。
そのなかでこれほど多くの競走馬が生まれています。
しかし現実は甘くはありません。
馬主にしてみればこれはビジネスですので、競走能力がない・劣っている
となればデビューをすることなくこの世から姿を消しているのです。
様々な調教の試験を突破したのちに
・未勝利
・500万
・1000万
・1600万
・OP
とライバルを蹴散らし、初めて競走馬としての地位が確立できるのです。
まさにオリンピックに出場するようなトップレベルのアスリートなのですね。
レース中でのアクシデント
私自身、衝撃を受けたのが「フミノイマージン」の安楽死処分。
第4コーナーを回ったところで故障を発生し、そのまま処置を受ける結果となっています。
そのほかにも
たくさんの人が衝撃を受けた「サイレンススズカ」快速の逃げ馬でしたが、悲しい最期を遂げています。
沈黙の日曜日として語り継がれていますね。
最強の名馬たち
そんな厳しい世界を勝ち抜いてきたトップレベルの競走馬!
悲しい現実もありますが、たくさんの人が魅了されてきました!!!
「オルフェーブル」3冠馬になりながら、池添騎手を振り落とす暴れ馬!
凱旋門賞では惜しくも2着!
ラストラン有馬記念では、圧巻の走りでした!
2013/12/22 第58回 有馬記念(GⅠ)【オルフェーヴル】
「ロードカナロア」
世界のロォォードカナロア!笑スプリント路線では敵なし!!
マイルにも幅を広げ、ただいま産駒も活躍中です!
【スプリンターズステークス 2013 】世界の ロードカナロア! レース映像 【2013.9.29】
「オグリキャップ」
地方競馬出身!
笠松競馬場が生み出した怪物です。
こういった異色のスターの存在を心待ちにしております。
以上、本日の記事はここまで!
どんな世界にも光と闇がありますが、競走馬の能力+携わっているスタッフの方々
の努力はすごいですよね。
視野を広くもって競馬を見ていきたいと思います。
本日もありがとうございました!