まとまととまと

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30歳独身男性が、「2020年選抜高校野球無観客試合」について考える

今年の選抜高校野球の開催が無観客で行われることになりました。

世間はコロナウイルスで大混乱。
会社の時差出勤や学校の臨時休校など。
特に、学校現場での混乱はかなりのものであったとか、、、
詳しい内容は以前の記事からどうぞ
matomatto.hatenablog.com

今回は高校野球にスポットをあてて考えます。

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なぜ高校野球は許されるのか?

おそらくほとんどの方がそう思っているはず。
私はずっと野球をやっていたので、無観客でも試合が観れるのは正直言ってうれしいのだが。。。

しかし世間一般を考えてみるとやはりおかしいと感じる部分も多々ある。
他のスポーツの全国大会は軒並み中止である。
有名な歌手のライブしかり、地域の催し物しかり、スポーツジムの閉鎖しかり。
人が集まることを避けるべきであるという考えが一般的になっている。
特に学生については学校が休校になっているのに開催する必要があるのか?
疑問である。

高校野球は学生スポーツの一環である。
ならばこの国家が揺らぐ一大事にそんな決断をしていいものか。
仮に開催したとして、各地域で蔓延したウイルスを封じ込めるのではなく一同に集めてしまうだけなのではないだろうか。

そこには高校野球が1つのビジネスであることが大きく関わっていることが大きな要因だと感じる。

つまり高校野球とは大人たちのビジネスチャンスなのだ!
中止をせずに無観客で行う予定のプロスポーツと同列の扱いを受けているといっても過言ではない。
高校野球毎日新聞が主催の一大イベント!
テレビ、スポーツ会社との関わりが大変深い。
実際、甲子園に出場した友人に聞くと、
出るだけでスポンサーの会社(ミズノなど)のスパイクをタダでもらっていた。
甲子園割引といって、地元のスポーツ店の商品が半額になるとかも言っていた。
当時、ちゃっかり利用していた人もいたが、、、、

それに高校野球を利用(言い方は悪いが)して学校の名前を売っている私学も多数ある。
もはや高校野球に出場する学校にはブランドイメージがあり、
大学進学や就職の際にも強い味方になるのだ。

そういった大人たちの高校野球を利用したビジネスの場を失くすわけもなく
開催されるのだろう。
もちろん、名目上は「球児たちの憧れの甲子園でプレーさせるため」だろうが、、、

練習はどうする?

公立校ではまず無理だろう。
今回の休校措置によって学校で練習など大ブーイングの的である。
高校野球とは、北は北海道の雪国から南は沖縄の南国まで
様々な気候や施設の条件の違いを乗り越えて出場できるものである。
コロナウイルスの影響によりぶっつけ本番ではかわいそうであるが、
球児たちの健康を考えると致し方ない。

しかし、私学などの甲子園常連校はどうだろうか。
学校の看板を背負い、野球をするためにそれぞれの故郷からやってきた球児たち。
そんな学校が体たらくな試合を全国に見せびらかすことはできるだろうか?
私が理事長ならばそんなことはさせないだろう。
1つでも勝ち星を!
1日でも長く甲子園に!
そうすることで全国ネットで自分たちの学校がアピールされ続けるわけである。

もちろんこれは悪いことではないだろうが
私学は練習できて、公立は難しいとなるとそれも興ざめである。

このあたりの見解をぜひ高野連の方からビシッとルールを定めてもらえば
ファンも納得ではないだろうか?

球児たちの気持ちを考える

「やったー!甲子園出場!」
「おめでとう!」

学校や町中の期待を背負って見事選抜出場を勝ち取ったチームたち。
今回のコロナウイルスの拡大によってさぞかしつらい思いをしているだろう。

高校野球経験者から感じることは、甲子園に出場するだけでとてつもなくすごいことである。
都道府県で最低でもベスト8に入らなくては、まず選ばれない。
特に、公立高校には遥かに高い壁である。
組み合わせ、チームのメンバー、巡りあわせなどすべてがかみ合う必要がある。
そんな中で高校球児の夢の舞台。
3年間しか出場できない大会。
勝ち取ったチームはあっぱれである。

球児たちは聖地甲子園でプレーしたいと強く願っているだろう。
ぜひ甲子園で!と私も思うが
皆さんはいかがお思いだろうか?

手にマメができて、破れるほど素振り
ミスや失敗で怒鳴られる日々
走りすぎて嘔吐寸前の練習
先輩からの理不尽な言いがかり
など考えられないほどの苦労をしている球児たちが
どうか報われる方法を考えていただきたいと私は思う。